オスグッドってなに??
オスグッドとは太ももの前にある
大腿四頭筋という筋肉がお皿の下に
あるでっぱりの
脛骨粗面という部分を引っ張ってしまう
ことで炎症が起きる疾患です。
骨端症であり、骨の成長期(骨端線閉鎖前)にスポーツ障害として痛みがでます。
正式名称は
【オスグッド・シュラッター病】と言います。
大腿四頭筋
➡主に膝を伸ばすときに使う筋肉で
【大腿直筋】【中間広筋】【内側広筋】【外側広筋】の
4つの筋肉で構成されます。
オスグッドってどんな症状がでるの??
![](https://mitton-sinkyuseikotuin.com/wp-content/uploads/2022/11/23148825-1024x853.jpg)
膝のお皿の下に少し出っ張った部分があると思います。
脛骨粗面と呼ばれる部分になりますが
そこの運動時痛や圧痛、腫脹が
見られます。
症状が進行するとこの脛骨粗面が
膨隆してきます。
オスグッドってどんな人に起こりやすい??
10歳から15歳の男子やスポーツ活動を活発に行う人に起こりやすいです。
オスグッドの原因はなに??
![](https://mitton-sinkyuseikotuin.com/wp-content/uploads/2022/11/24526192_s.jpg)
運動した際に太ももの前側の筋肉である
大腿四頭筋が腱を介して
脛骨粗面を牽引します。
この牽引力が骨端線に繰り返し負担を
かけることで脛骨粗面に炎症が起こり
痛みの原因になります。
オスグッドってどうやって診断するの??
診断は上記の症状で判断します。
確定診断ではレントゲン検査で脛骨粗面の突出や不整、骨端核の分離のチェックをしたり
エコー検査を行うこともあります。
オスグッドの治療方法は??
![](https://mitton-sinkyuseikotuin.com/wp-content/uploads/2022/11/5072241_s.jpg)
大半の痛みが脛骨粗面の骨端線閉鎖後に
消失することが多く、基本的には
運動制限などの
保存療法を行いつつ、大腿四頭筋の緊張を緩めるためにストレッチ、運動をする
場合は運動後のアイシングや
膝蓋腱に対してのサポーターを使用します。
また大腿四頭筋に対して物理療法や
鍼灸治療、圧痛部位に対して超音波治療も有効です。
しかし痛みが引いたとしても再発
しやすかったり、圧痛がとれづらかったりと
治療が長期になりやすいです。
膝蓋腱
➡膝の前にあって、膝の皿の下からすねの骨の脛骨を結ぶ靭帯のこと
オスグッドの予防方法は??
大腿四頭筋の緊張がオスグッドの原因に
なりますので
日頃からのストレッチングが大事になります。
また痛みが出始めた際に我慢するのではなく休息をとることも大事です。
オスグッドに対してのアドバイス
![](https://mitton-sinkyuseikotuin.com/wp-content/uploads/2022/11/image0120-798x1024.jpeg)
成長期に伴って膝の痛みが出てくる
オスグッドですが、治療をしてもなかなか痛みが取れづらい
疾患の一つです。上記にも記載しましたが日頃のストレッチや痛みが出た際に
無理をしないことを心がけていきましょう。