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腱鞘炎(ド・ケルバン病)ってなに??
手首の腱鞘炎の一つで、手首の親指側に
痛みが出現します。
腱を包んでくれる腱鞘という部分が
肥厚したり腱自体が痛むことで
症状が出てきます。
腱鞘炎(ド・ケルバン病)って
どんな症状がでるの??
物を持ったり、タオルを絞ったりした際に手首の親指側に痛みが出てきます。
運動時痛以外にも圧痛や腫脹が出現する
こともあります。
腱鞘炎(ド・ケルバン病)って
どんな人に起こりやすい??
女性やよく手を使う人に起こりやすいと
されています。
腱鞘炎(ド・ケルバン病)の原因は
なに??
妊娠や出産期、更年期の女性に関しましては女性ホルモンの関与が考えられていて
特に誘因なく発症することが多いとも
されています。
またデスクワークによるタイピングなどによる手の使い過ぎによって発症する場合は
手の繰り返し動作による機械的刺激よって腱鞘で炎症を起こします。
腱鞘炎(ド・ケルバン病)って
どうやって診断するの??
手首の親指側の運動痛や圧痛を
確認します。
他にはアイヒホッフテストと呼ばれる手をグーにした際に親指を他の四本の指で
握るように
グーにした状態で小指側に手首を
傾けます。
その際に痛みが出た場合は腱鞘炎を
考慮します。
腱鞘炎(ド・ケルバン病)の
治療方法は??
安静を第一とし固定をしたり、
使いすぎている筋肉の緊張を緩めたり
電気、超音波などの
物理療法を行います。また局所に対して
鍼灸治療を行うこともあります。
整形外科では症状に応じてNSAIDsの投与や腱鞘内にステロイド注射を行い
それでも改善が見られない場合は手術適応となることもあります。
腱鞘炎(ド・ケルバン病)の
予防方法は??
まずは指の使い過ぎを無くすことです。
スマホやパソコンを触っている際はこまめに休憩を取るようにしましょう。
腱鞘炎(ド・ケルバン病)に対しての
アドバイス
安静にしないといけないけど仕事や家事
などでどうしても手を使わないといけない。
そんな方がなりやすく非常に長引きやすい疾患の一つです。
そんな疾患だからこそ早めの対応、早めの治療が大事です。
また手の疾患は様々な疾患と混在しやすいというのもありますので
痛みがあれば一度気軽にご相談ください。