ある日40代女性の方から公式ラインに一つのご連絡が…
「昨日から左肩が上がらず激痛で夜も眠れません。」
しかしその日は土曜日の夜で院は閉めており
次の診療日は月曜…
でも夜も眠れない…それはかなりきついですよね…
ということで日曜日の早朝に見させていただくことに。
お話をお聞きすると本当に何も原因が分からず
急に激痛が走りそれが続くとのこと。
浮かんだのは石灰性沈着炎。
これは僕が施術するより整形外科の先生の方が
痛みは確実に引くだろうということで
次の日に整形に行っていただき注射をしたところ
痛みは激減!!!!
診断名も石灰性沈着炎ということで
予想通りではありましたが患者さん自身はかなり
きつかったと思います。
もしこれを石灰性沈着炎と判断できず
肩の腱を痛めてる判断をしていたら
痛みは変わらずしんどいままだったと思います。
ということで石灰性沈着炎について簡単に
説明していこうと思います。
石灰性沈着炎ってなに?
主に肩の腱板にカルシウムの結晶(石灰)が沈着し
急激な激痛、夜間痛、運動制限を引き起こす疾患です。
石灰性沈着炎ってどんな症状がでるの?
急激な激痛、夜間痛、運動制限が出現します。
石灰性沈着炎ってどんな人に起こりやすいの?
30代から60代の女性に起こりやすいと言われています。
特に40代から50代が発症しやすいとされています。
石灰性沈着炎の原因ってなに?
いまだにはっきりとした原因は分かっていません。
動かしすぎた人に起こりやすいというイメージを
お持ちの方もいらっしゃいますが
その点との因果関係は証明されていません。
石灰性沈着炎ってどうやって診断するの?
主にレントゲン検査や超音波検査(エコー)などで診断します。
MRIを行うケースもありますがその場合は
石灰性沈着炎の状態を把握する目的というよりは
肩関節周囲の状態を把握する目的で使われます。
僕個人の経験としてはレントゲン、エコーでの診断のみの
場合が一般的な印象です。
石灰性沈着炎の治療方法は?
まず保存療法として
NSAIDs、安静、ステロイド注射などで様子を見ます。
それでも改善しない場合は体外衝撃波や穿刺洗浄というやり方で
石灰を物理的に減らす方法を選択する場合もあります。
それでも改善しない場合には手術を考慮します。
石灰性沈着炎の予防方法は?
特にございません。
使い過ぎや姿勢不良、筋肉の緊張などを予防したとしても
医学的に証明はされていません。
石灰性沈着炎に対しては事前に予防するというよりは
起きたら適切に対処する疾患になります。
石灰性沈着炎に対してのアドバイス

この症状は前述した通り突然発症します。
かなりの痛みですが適切に対処すれば痛いは楽になるはずです。
痛みが強すぎる場合などはマッサージなどは行わず
適切な医療機関を受診することをおすすめします。
今回ご連絡頂いた方は突然の痛みで夜も眠れず
どうしたらよいか分からずご相談いただきました。
石灰性沈着炎という疾患の存在が分からなければ不安になりますし
この方も疾患を知らなかったとのことでした。
皆様の中にも知らなかったという方もいらっしゃるかと思い
石灰性沈着炎についてシェアさせていただきました。
もちろん時間の関係ですぐに整形外科を受診できない方も
いると思うのでその際は当院に一旦ご相談ください。
またシェアにご協力いただいた患者様には
感謝を申し上げます。
ありがとうございました!!!

